医師会雑誌に「日本語による蘇生法手順」が紹介されていました。(日医雑誌2006.2月、p2188)川崎康寛医師の投稿で、「天野教之医師考案の日本語蘇生法手順をひろめよう」という内容です。この天野医師案の「あいうえお」は市民向けの蘇生法の指導方法として大変よいと思います。「救急蘇生の 「あいうえお」」に掲載されていますが、「あ・顎あげて(気道確保)」「い・息ふきこんで(人工呼吸)」「う ・動かして(安全な場所への移動)」「え・援助求めて(救急隊への通報)」「お・胸押そう(心臓マッサージ)」です。少し後の川崎医師の案では多少改変されて「あ・顎あげて(気道確保)」「い・息ふきこんで(人工呼吸)」「う ・動かそう (心臓マッサージ)」「え・AEDと(除細動)」「お・応援も(介助者の確保、救急隊への通報など)」(2008年1月訂正しました。平野)とされています。天野案、川崎案どちらを採用するにしても、医療関係者のみなさん、ぜひこの「あいうえお」を利用してください。なお救急蘇生のABCは日本赤十字資料や、国立循環器病センター資料をどうぞ。
コメント
日医雑誌に投稿した本人の川崎康寛です。
クグっていて、たまたまこのページ(ブログ記事)を見つけました。ご紹介とご評価いただきありがとうございました。
で、私の方の「あいうえお」は「う ・動かそう(心臓マッサージ)」です。「あいうえ」がいわゆる「ABCD」に相当しています。念のため。
コメントありがとうございます!ご本人に見ていただけるとは感激です。
「う」が間違っていてすみませんでした。
早速「う」の項目、心臓マッサージに訂正しておきました。
救急蘇生「あいうえお」広がってほしいと思います。