今となっては「懐かしの話題」でしかない、アルファリポ酸(αリポ酸)とか、コエンザイムQ。
(株)富士経済の資料コラーゲン、プラセンタなど生物由来有用成分・素材市場の調査を実施(主に経済的資料)を読むとαリポ酸とコエンザイムQが売れた時期は2003-2005年のようです。
本文一部引用すると、
「動物由来・その他素材では、食薬区分の見直しで食品素材として利用が可能になった「コエンザイムQ10」「α-リポ酸」「L-カルニチン」が2003年〜2005年にかけてブームとなり消費者の認知度が高まった。ブームの収束、健康食品市場全体の縮小により、この市場も縮小したが、」
とあります。
テレビ「発掘!あるある大事典」がこのαリポ酸をとりあげたのも2005年(2月頃)の第45回放映。しかし同2005年の All About 「アルファリポ酸は中年太りの救世主? αリポ酸にダマされるな!」できっちり指摘されているようにアルファリポ酸が肥満を減らしたという盲検法(もうけんほう)でのデータはありません。つまり信頼できるデータはない、という事です。
美容とかダイエットの分野は数年おきにあたらしい商品が出ては消えて行きますが、9割はウソとわかっていてもだまされる人が数万人はいるという不思議な世界です。
効果があるかないか、の決めては上のAll Aboutの記事でも触れている「盲検法(もうけんほう)」です。これを使った有効性が示されていない商品はほぼすべて効き目はまったく不明(小麦粉と同様。神社のお守りと同様)ということですから、お金を払うだけムダという気がします。
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