マイントピア別子

besshi dozan 旅行・地域
besshi dozan

愛媛県の別子銅山、つまりマイントピア別子に行ってきました。非常に面白い観光施設です。これから行く人はあらかじめ時間配分計画と歴史の予習をした方が良いでしょう。スニーカーと汗拭きと(帽子)も必要です。長い階段が多いです。

別子銅山の歴史を荒っぽく書くと「江戸時代から1973年まで283年掘り続けた巨大な銅山。標高1200メートルから海面下1000メートルくらいまで深く掘った。掘るための巨大発電所まで作ったし、製錬所を海の孤島に作り、関連工場も新居浜の町に作った巨大な工業都市、最盛期の人口12000人」というところです。

銅山の場所。見どころが「とうなる東平」ゾーンと、「はでば端出場」ゾーンの2箇所で10km離れてるのが大切です。10kmの移動は自家用車かバスだけど、すれ違い困難な山道が10kmだから運転に自信のある人以外はバスをおすすめ。

時間配分。「とうなる東平」ゾーンに行くバスツアー1500円がほぼ2時間かかる(移動往復1時間と現地1時間かな)というのが基本です。休日11時発車と13時発車。いつ乗るかは前日までに決めたいところ。当日迷うとバス満員になるかも。この行動をあらかじめ決めておいて、現地の切符売り場で人数分の切符を(バスまたは鉱山電車)すぐ買うのが大切です。例えば僕の場合は先に鉱山電車のって観光坑道見学で1時間程度、その後にバスツアーとしました。なお小学生連れた家族なら「とうなる東平」ゾーンで子供が退屈しそうなら「はでば端出場」ゾーンだけで色々回るのが良いかも。

「とうなる東平」ゾーン訪問のバスツアー。大まかに言うと銅の鉱石を溜めていたレンガ作りの(マチュピチュぽく見える)建物をめぐるツアーです。夏だと暑そう。バスガイドの人が別子銅山の労働者たちの生活ぶりを色々説明してくれて、これがなかなか面白いです。僕の場合は「とうなる東平」に昔住んでいた人がガイドをしてくれたので生活感あふれる話を聞けました。

オマケ。地味だけど「旧端出場はでば水力発電所」も良かったです。高さ2メートルくらいの発電機や周波数変換器やあれこれの電気メーター。当時世界最長約20kmの海底ケーブルを敷設した工事の解説など。

(追記。案内板、会計、レストラン管理)
 この施設の欠点として、道案内とか時刻表案内、料金案内はわかりにくい掲示でした。「端出場(はでば)」ゾーンの中にある「鉱山観光列車」「砂金とり」「旧端出場水力発電所」「レストラン」「カフェ」は何がどこにあるのか、最初の1分間ではわからないままでした。(なぜか遠く離れた東平(とうなる)ゾーンの詳細な案内図は大きく張り出されていて、見ている観光客は 「この中に現在地が書いてない…あれ?」と迷ってます。確かに地図の中に現在地はないわな)
 施設内の会計は乗車券や飲食も含めほぼ全部PayPay対応なのが良かったです。切符や食事や土産でかなり支払いの回数は多いのでPayPayで時間節約。あとはレストランの人手不足も問題。休日で客が多いのに配膳担当者は2人だけの様子。せめて「注文は食券制」とか「食後は客が食器を運ぶ」の仕組みにすればもっと円滑に回るのになという印象です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました