診療所での日医標準レセ(通称オルカORCA)の感想です。4月に「日医標準レセ2ヶ月」の記事で「そのうち日記かなにかに書きたい」としたままだったので今軽くまとめます。
◎導入費用。おそらく150万円から200万円。オルカのメンテ業者に支払った金額は130万円程度かと思いますが、通信回線契約とか、電源、棚とかもろもろの雑費がかかるものです。
◎毎月の維持費用。業者に払うメンテナンス費用も減らせました。
◎準備期間。予習を含めると1年ともいえるし3ヶ月ともいえます。
◎職員研修。オルカのサポート業者に半日は研修を受けに(岡山に)行きました。
◎移行作業期間。古いレセコンを使いつつ、同時に新機種にも健康保険証内容や病名、検査名、薬を打ち込む練習。1ヶ月はしました。医療事務員はこの間忙しいです。
◎悪かった事(欠点)。移行の途中に一ヶ月は(プリンタもパソコン本体も)機械類の場所をとる事や、昔のカルテの検索がやや手間取る事など。
◎良かった事(利点)。保険点数改訂時の不安(つまりその時のソフト入れ替え作業)がなくなった。新薬登録の不安がなくなった。月末の集計が効率的になった。(以前のソフトの紙集計よりORCAソフトでの紙集計が楽。その後ORCAでフロッピー提出になってさらに効率改善)
◎2台体制の良さ。以前はレセコン(mac)一台だった体制を、常時linux二台体制にしたため、一台で新規患者の保険証をうちこみ、一台で診察終了患者の薬を打って会計、というのが同時にできるようになり、効率良くなりました。
◎検査や薬の番号入力。オルカでの「ローマ字入力での選択も可能で、数字登録も可能」というのを生かしてポケベル方式で「キサラタン」と打つかわりに「2231」と打っています。これは良好。以前記事に書いた薬剤ポケベル方式を続けています。おすすめです。
などなど。
以上が日医標準レセの感想です。全体に移行の手間と費用を考えても日医標準レセにして利点が多かったと感じています。
今日の弁当はにんじん、キャベツ、とうもろこし。
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