「英保健当局は23日、新型インフルエンザ対策として、英イングランドで、感染が疑われる人が医師の診察を受けずに電話やネットによる自己申告を通じて抗ウイルス剤を手に入れることができるシステムを導入」という報道を読みました。
患者が病気にかかっても総合医に予約とれたら数日先の予約、という可哀想な国イギリスですから、診察なしすぐ薬というのも(少々危険だけど)やむをえないのかもしれません(病気になったその日に好きな病院を選んでいける日本はイギリスより10倍立派な国のような気がしてきました)。
参考にLatest GP access survey results released2009年記事、英国の国の調査で「8割の患者は、48時間以内の予約がとれた」という結果です。あとの2割はどうなるかというと月曜に体が悪いと木曜や金曜日にやっと病院に行けるという状態なんでしょうな。こりゃ悪化もします。他、英国での診察予約混雑事情の記事は BBC NEWSAre GP advanced bookings a problem?でのコメント欄にいろいろあり。daysをキーワードにいろいろ見つかります。日本語記事だと「英国好きの理由?」 丸國 葉氏記事2005年記事では入院するのも数ヶ月待ちという解説あり。サッチャー首相の医療費抑制は本当に愚かな政策でした。
今日の弁当はピーマンとベーコンの炒め物と、卵焼き。
コメント
先日某技能講習会に出席しました。
そのうちの一科目の講師でもあり、(一応)現役のお医者の先生が
「日本は清潔になった。
世界で一番清潔になった。
でもそのせいで抵抗力が世界最低になった。
だから新たな病気やアレルゲンが出てくる。」
「日本ではスポンサーの関係もあって堂々と液体石けん…否!これは液体洗剤が優しく良い様にTVでバンバン流れているけどあれはほとんどが劇薬。
確かに菌は死ぬ。
でも良い菌とかも全部殺すし、何よりも刺激が強すぎて逆に人間にもダメージがある。
欧米では使用中止になってるのも平気で使う。
しかも子供に使わそうなんてとんでも無い事だ!!」
「インドネシアでは外来の4割程度が腸チフス。
日本で赤痢だチフスだ言うたら大騒ぎになるけど、外国では平然としているところもある。
逆に『ここで抵抗力を付けるチャンス!』位に落ち着いて行動しないとダメ。
新型インフルエンザの時もそうだけど不用意に騒ぎ過ぎ。」
「何やっても死ぬ時は死ぬんだから大騒ぎすんな!」
「(風邪かな?)
と思ったらとりあえず養生して寝てろ。
それが一番の薬。」
と実に私のポリシーにあった講義で大変面白かったです。
でもその後に行った確認テストでは全く役に立ちませんでした。アハハ。
コメントどうも。
なかなか気合いの入ったお医者さんですなあ。
何やっても死ぬ時は死ぬんだというのは
まさにその通りですよ。
「ぜったいガンにならない」とか
「絶対病気にかからないぞ」とかいう変な
執念は間違いのもとですからね。