オンライン百科事典の今後

少し前に「Yahoo百科事典」が開始して「無料提供は辞書業界の首をしめるのではないか」という批判の意見も出ています。スラッシュドットのトピック「辞書サーフィン」感覚で…へのコメントの中に「値段は2,500円…」などの見出しでYahoo百科事典へのコメントがいくつかあります。Yahoo百科事典の内容は小学館の日本大百科全書で、ヤフージャパンが小学館に年間いくらで契約したいるのかは不明です。日経BP記事「Yahoo!百…」には池田豪彦氏のコメントで従来のオンライン有料百科との比較もあり。僕は百科事典の無料オンライン提供は消極的賛成の気持ちです。Wikipediaの成功で書籍の百科事典は劣勢に見えます。官公庁、図書館、教育機関むけに出版は続くでしょうが、あとは電子媒体でどう提供(どう契約)するかが百科事典の生き残る道と思われますし、電子辞書の形か、ネット会員制有料提供、ネット無料提供、この三通りくらいが収入の道だとすると、今回のようにYahooなどの大手ポータル会社と年間利用契約を結んで消費者に無料提供するのが妥当でしょう。百科事典大手は小学館と平凡社の2社のようです。参考に、有料の小学館オンライン辞書群ジャパンナレッジもありました。収録事典数も豊富でwin, mac, ケータイで利用可能。2009年4月1日からの月会費1,575円とのこと。また平凡社「ネットで百科」は年間で税込5,040円。(オマケ。日本の新聞記事検索も過去記事を探すのには役に立ちそうです)

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