小児網膜硝子体疾患

たまには眼科のお話を書きます。今日は広島市民病院であった「広島小児眼科懇話会」で大阪大学の日下先生講演「小児網膜硝子体疾患に対する硝子体手術」をききました。未熟児網膜症での手術成績などの発表。手術ビデオも多数。そこで参考文献にあがっていたのがAm J Ophthalmol. 2006掲載のEarly vitreous surgery for aggressive posterior retinopathy of prematurity.でした。未熟児網膜症の中でも失明に至る事が多い「重症未熟児網膜症」に硝子体手術をして失明率をさげる成果をあげています。日本眼科学会雑誌だと重症未熟児網膜症に対する早期硝子体手術で読めます。読売新聞記事がまだ残っているなら「重症の未熟児網膜症、早期手術が効果」記事もあり。(おまけ。日本でのこの分野の先駆者永田誠先生は、世界で初めて未熟児網膜症に光凝固が有効であることを提言されました。友永循環器医院のページ

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