度無しカラコンも医療機器

度の無いカラーコンタクトレンズのニュースです。厚生労働省の専門部会が今日8/22、度無しカラーコンタクト(カラコン)を「高度管理医療機器」に指定することを決めました。良いニュースです。毎年のように多数発生していた「度無しカラコンでの激しい角膜障害」の被害者(患者)がこれからは減ることでしょう。日本眼科医会が長い間行政にはたらきかけていた努力が実りました。なおカラコンの害についてはAll About Japan記事カラコンが危ないといわれる理由や、角膜傷害の例として大阪府眼科医会の記事も参考になります。(度のある普通のコンタクトレンズは2005年4月1日より高度管理医療機器として指定されていましたが、度無しで害の多いカラーコンタクトは野放しの状態が続いていました。)ところで、この手の規制の話題は「自由か、規制か、どっちが良いか」という議論が起きることがあります。なんにも規制のない自由は長所もあれば短所もありまして「誰でも輸入販売できる度無しカラコン」というのは他に例えるならば「小学生でも乗れて時速100kmがでるバイク」「けが人続出の粗悪な大型花火」みたいなものに近いかなと僕は思います。自由な道具は楽だけど実際に病人がおおぜい出ている現実を見れば、社会的に規制されるのはやむを得ない所でしょう。(写真のカラーコンタクトは比較的まともな会社のまともな製品ですが、これももちろんおすすめはできません)Colorcon

コメント

  1. じぞう より:

    仕事の時のメイクの一環でせざるを得ない状況です。
    一日の装着時間は3時間ぐらいでこれ以上は短くできません。

    確かにこれが眼に良いわけがないよなぁと思ってつけてます。
    衛生的な面もとても気になります。
    よく手を洗って洗浄液で洗っているとはいえ。

  2. なおひこ より:

    3時間使用というのは優等生だと思います。
    カラコンでトラブル起こした例はたいてい
    つけたまま寝たとか、ちっとも洗わず使っていた
    とかいう人が多いものですからね。
    「仕事でせざるを得ない」というのも
    過酷な労働ですねえ。同情します

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