電子メトロノームを最近買いましたが、選ぶポイントは4点だと感じました。
(1).音質。「ピッピ」音は管楽器の音に隠れやすく要注意。「コツコツ」音なら管楽器練習もOK。
(2).開始と停止が「すぐ」できるボタン。ボタン長押しが必要だとイライラの元。
(3).音量がすぐ変えられること。これも「モード切替えて上下ボタン」のような手間はイライラの元。
(4).テンポ変更もすばやくできると楽。テンポ60から120にするのにボタン長押しで5秒くらいなら合格か。
電子メトロノームを楽器店で選ぶと10種類や20種類ならんでいて、それぞれ機能も違っているので「どれも似てるから値段と色で決めるようか」となりがちですが。そこで妥協すると後悔します。比較は大事です。その他にオマケ機能として基準音440Hz, 441,442…が出せるとか、8分音符追加、3連符追加、2拍3拍ごとのチャイム、とかありますが。そこは好みしだいでしょう。製造はセイコー、ヤマハ、ローランド(BOSS)あたりが主要メーカーでしょうか。なお僕が以前に使っていたヤマハ製「ME-300」にはいろいろ不満がありました。音量調整が手間かかる、ストップ操作が押しづらい、など。
僕が今回買ったのはセイコーDM100です。開始停止はボタン一発。音量はアナログ式ダイヤルで便利。テンポ変更もボタン長押し良好(長押しで60…70…80…90と10飛び)。ビート音が聞こえにくい状況でも光の表示でなんとかなる。ビート音の音質はまずまず。他によさそうな製品候補はセイコーのSQ-50V。 実売4000-5000円。木魚のようなコツコツ音が最高。テンポ変更ダイヤルも直感的で便利。ただし開始停止ボタンが小さく残念。(開始停止ボタンさえ改良されたらこれが最高のはず)BOSSブランドではドクタービート大型版DB-90。実売12000-14000円。高価で大型なのが難点だが開始停止ボタンは最高。ドクタービート小型版DB-60。実売5000-6000円。これはネットで見ただけで、現物さわってません。ついでに書くと木製の古典的メトロノームもいいと思います。確実なビート音。テンポ変更もすばやい。(欠点はゼンマイの手間、持ち運びがつらい点)ブログでメトロノーム選びを探すとこのふたつが参考になりました。ブログを探すと、「ギター・音楽・いろいろ」メトロノームが参考になります。ギタリスト 「メトロノーム」の記事ではヤマハME-300とセイコーDM100の比較(ヤマハが模倣?)が書いてあります。なお、写真は20年前のDr.Beat DB-33と、数年前のヤマハME-200, 今使用中のセイコーDM100, そしてセイコー木製ゼンマイメトロノーム。
(2010.12.02追記。iPhone無料アプリ、Steinway Metronomeを電子メトロノーム、続編に書きました。コツコツ音です。)
(2016.6.12に製品のリンク先URL変更)
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