用語 screen time 画面時間

割と新しい用語の「screen time」をMedical Tribune 2008.4.24号「懸念される高校生の画面時間の増加」で見つけました。テレビ等を見る時間が長いと肥満リスクにつながりますという趣旨で、本文中に「テレビやコンピュータの画面を見る時間である画面時間(screen time )」と説明されています。元の英文記事を探すとMany teens spend 30 hours a week on ‘screen time’ during high schoolのようです。”screen time”を英辞郎でみると「上映時間」とあり、映画では昔から「上映時間」として使われていますが、今回のMedical Tribune記事では映画館でなく家庭でのテレビ、ビデオ、コンピュータの画面を見る視聴時間、利用時間という意味です。関連記事としては2007年2月記事のCNET News : Even Gates limits kids’ screen time (ビルゲイツが自分の10才の娘には平日45分しかコンピュータを使わせていない)がありますが、これで連想するのは高橋名人の「ゲームは1日1時間」(1985年)という言葉です。「子どもとテレビ(How does Television affect children?」の記事にもTV、DVD、ビデオ、コンピュータ、ビデオゲームも含めての視聴時間としてscreen timeが出てきます。Medical tribune日本語版は「画面時間」と訳していますし、このまま「画面時間」と呼ぶのが便利でよいでしょう。(第二候補なら「視聴時間」か?)英和、和英の翻訳を仕事にしている人にはもう新鮮な言葉ではないかもしれませんが眼科、小児科、内科、成人病に関係する分野ではあまりこれまで見かけませんでした。やや古い用語だと「カウチポテト時間」かもしれません。写真は The Future of Childrenというサイトの一部で、記事は子供がテレビで糖分多いシリアル食品のCMばかり見せられるから肥満につながるという警告をのせています。Future_of_children

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