最近いくつか資料をみて日本のブロードバンド料金が世界的に安い事を再確認しましたが、日本でのネット環境の地域格差の事を、何年かおきに思い出す、ことがあるのですが、僕が漠然と感じているのは、(1)100%を目標にしない。離島もあり山奥もあり。100パーセント世帯にブロードバンド普及は元々無理だから98パーセントあたりを現実的な目標として、90%FTTH、8%はADSLかCATV、残り2%世帯は税金で対処して電話代無料にする方が費用対効果がFTTHより良好なのではないでしょうか。(2)都会付近だと民間主導がうまくいくでしょうが人口密度の低い地域は地方自治体主導か国主導でブロードバンド普及をしたほうが成功しそうです。参考記事としてはFTTHの地域格差(1)…ITpro(2007年記事)、インターネット白書2004 – 世帯普及率52.1% P2P、セキュリティ被害にも言及 | ネット | マイコミジャーナル(2004年記事)、図録▽ブロードバンド料金の国際比較(2003年資料で2004年記事)、図録▽インターネットとブロードバンドの普及(国際比較)(2005年資料で2006年記事)、ITmedia News:ブロードバンド料金、東京は5年連続最安水準(2006年記事)、田舎のネット環境 – 教えて!goo(2005年記事)あたりでしょうか。(以下追記。「ウィルコムとJ:COM、CATVを活用したPHSサービスエリアの拡大実験」も山間部の過疎地域での情報格差解消に、よい試みだと思います。)
コメント
幸いここ数十年というか、生まれてこのかた遠隔地と言われるような場所に住んだことがないのでいまいちピンと来ない話題ではあります。
が仕事で地方遠征をした時などはいろいろ見えてくるものがあってビックリさせられます。
東京から車で1時間の場所に地上チャンネルが3つしかない地域があるなんて、ある意味インターネット環境よりもビックリしました。
よくあるんですけど
「俺は東京都内在住だから関係ないや」
「俺は普段100Mbpsだから関係ないや」
「俺は普段2GHzマシンだから…」と思っている人が
仕事ので出張とか他人の機材を使う状況になって初めて
「日本の地方ネット環境はイカン!」と気づくんですよ
テレビは1局でもいいかなと思いますが(台風地震情報はラジオが頼り)
日本の人口98%くらいは8Mbpsでつなげる状態に
あと5年で実現してほしいものです。
そういえば地上デジタルになるとテレビ難視聴地域が
増えるという問題もありますねえ。
(山間部過疎地域でのウィルコムの取り組みも追加して書きました。)