「 広島大学がエルピーダメモリと共同開発 パソコンの性能を5倍へ」という記事を中国新聞で見ました。エルピーダメモリについてはたまに名前を目にしていましたが、この研究はなかなか期待できそうです。以下2/16の追記です。毎日MSNのニュースにも掲載あり。佐々木助教授とエルピーダメモリの研究成果は、国際固体回路会議で発表したとの事。でもスラッシュドット読者投稿ではまだクロック向上技術の内容が新聞記事ではよくわからないというコメント多数です。 国際固体回路会議ISSCC公式サイトを探すと ISSCC 2006 Advance Programの中に(”2007″の間違いか?)演題がみつかりました。
—-引用はじめ
12GHz Low-Area-Overhead Standing-Wave Clock Distribution with
Inductively-Loaded and Coupled Technique
M. Sasaki(1), M. Shiozaki(1), A. Mori(1), A. Iwata(1), H. Ikeda(2)
(1)—Hiroshima University, Hiroshima, Japan
(2)—Elpida Memory, Kanagawa, Japan
A clock distribution network using inductively-loaded standing-wave oscillators is
designed. Synchronization among oscillators is achieved through magnetic coupling.
The 12GHz clock distribution network is prototyped in a 6M 0.18μm CMOS technology.
A peak-to-peak jitter of 4.7ps is achieved on a 5×5 mesh structure, with a pitch of
200μm. The power consumption is 80mW at 0.9V.
—-引用おわり
これを読んだからといって理解できたわけでもありませんが、発表の抄録を見つけただけで満足することにします。CPUクロックの限界については、AOL のQ and A広場、「CPUの性能アップは限界近い?」にいろいろ意見がありました。また参考に「クロック」(関西外国語大、上山氏の記事)を読むと3GHz のクロック信号が1回で(1/30億 )秒で、光が進む距離は 10cmと説明してあります。
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