オルソケラトロジー

オルソケラトロジー(オーソケラトロジー)(オルソケー)とは:
特殊な形のコンタクトレンズをつけることで角膜の形状をかえて近視を軽くするという方法です。 通常は夜間、特殊な形のコンタクトを目につけたまま寝て、昼は取り外すという事を数ヶ月続けて、その間に眼科で角膜の検査を定期的に受けます。
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効果が良く出るのは軽度から中等度の近視 (マイナス1からマイナス4ジオプタ程度。ジオプタの解説は「視力はこう読む」へ)かと思われます。
マイナス5,マイナス6ジオプタといった近視でも効果をあげた症例もあるようです。
ある程度の効果が出たあとは数日に一回、患者が「リテーナー」というレンズを夜間装用することで矯正効果を持続できます。 筆者はオルソケラトロジーは十分な検査体制で行えば今後の近視治療のひとつになるだろうと予想しています。
ただしPRK, LASIKといった手術におきかわる事はないでしょう。 今のところ、眼科医のオルソケラトロジーに対する意見は賛成派が増加中、大部分は傍観派というのが私の印象です。 ただし眼科以外の科を専攻していた医師が急にオルソケラトロジー治療に参入している例もあります。治療を受ける際は医師の氏名と経歴、専門医資格の有無を確かめることをおすすめします。 (01.01.28–06.10.25)

期間と費用は?
 両眼で20万から40万円前後の費用がかかるようです。これは単に「コンタクトレンズを買う」買い物ではなく、 「レンズを使い眼科に通って検査と指導を続ける」ことが必要になるからです。検査期間は3ヶ月前後になりそうです。 期間と費用は、新見眼科あたりを参考にどうぞ。
All about vision(英文記事)を見ると 米国でも両眼で20万から40万円くらいの費用のようです。
この期間と費用が一番の問題ですし、多くの人がこのオルソケラトロジーを選ばない理由だと思われます。

オルソケラトロジーの名前は?
orthokeratology…普通に読めばオーソケラトロジーとは思いますがすでに日本で多くの眼科がオルソケラトロジーと言っているのでその読み方が主流になりそうですね。 オルソケー、OK、OKレンズと言った略称も使われており言葉も少々混乱ぎみです。

オルソケラトロジー治療施設一覧は:
別ページで「オルソケラトロジー施設一覧」をどうぞ。

オルソケラトロジー関係リンク
「オルソケラトロジー情報館」—オルソケラトロジー全般
の情報を医師向けと患者向けに掲載。(03.01.15)
オルソケラトロジー情報タウン
—オルソK全般の情報サイト。Q and A、体験談など掲載。(05.08.23)
「アイメディ商事」—内容豊富。レンズのフィッティング状態の染色写真やコンタクト瞬目の動画も豊富。
「オルソケラトロジーに対する警告」(2002年)
—これも参考になります。
その他は
エメラルドレンズ—ユークリッドシステムズ社のレンズを販売。眼科医向けセミナーの様子などを紹介しています。
ドリームレンズ—(英文)まだ中身をよくみていません。
CONTEXコンテックス —(英文)OK
lens の名称でオルソケラトロジー用レンズを紹介。
****現在の所、レンズを供給している大手3社はユークリッドシステム(エメラルド)、コンテックス、
ドリームレンズのようです。(2001.12.14)

Ortho-K Network—(英文)詳しいFAQがのっています。

http://www.sunopti.com/SUNOPTI.COM—(サイト閉鎖されました)(03.12.13)
http://www.kansai-ortho-k.com/関西オルソケラトジー協会—(サイト閉鎖されました)(03.12.13)
http://www.office-aoyama.co.jp/index.htmlオフィス青山—(サイト閉鎖されました)(03.12.13)
http://www2.ttcn.ne.jp/~ortho/オルソージャパン—(サイト閉鎖されました)(03.12.13)

テレビ番組など:
2000年5月20日「ダ・ヴィンチの予言」で紹介。
2000年9月5日「ズームイン朝!」で紹介。2001年2月9日「まかせて!エキスパ」で紹介。

情報を提供してくださった新見先生、テクノピア田中さん、岩本さんに感謝します。
(01.01.28作成、06.10.26更新。現在、筆者の「ひらの眼科」ではオルソケラトロジーはしていません。)

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